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『カイ・クリスチャンセン NO.42 ビンテージ ダイニングチェア(チーク)』
〜身体を包む、彫刻的な「Z」の軌跡。半世紀を超えて愛される、北欧椅子の完成形〜
■背景と意匠:巨匠カイ・クリスチャンセンが到達した、機能する美。
デンマークのデザイン史を語る上で欠かせないデザイナー、「Kai Kristiansen/カイ・クリスチャンセン」。彼が1956年に発表した「NO.42」は、半世紀以上が経過した今なお、世界中で愛され続けている傑作です。特徴的なのは、背もたれから脚部へと流れるように繋がる「Z」字のシルエット。
現在は日本国内でもライセンス製造されているロングセラーですが、本作は推定1960年代、デンマークのSchou Andersen(スコウ・アンデルセン)社で製造された希少なオリジナルモデル。
ビンテージならではの、鋭くも柔らかなエッジの処理に、当時の職人の高い技術が宿っています。
■素材と機能:時を蓄えたチーク材と、可動する背もたれ。
フレームには、年月を経て深く、落ち着いた飴色へと変化したチーク材を贅沢に使用しています。この椅子の真価は、その端正な姿からは想像できないほどの「座り心地の良さ」にあります。背もたれが身体の動きに合わせて僅かに可動(ピボット)するように設計されており、どんな姿勢でも常に最適な角度で腰を支えてくれます。また、ハーフアームと呼ばれる短めの肘掛けは、食事の際の手元を邪魔せず、かつテーブルの天板下に深く収まるよう計算された、都市の暮らしに寄り添う合理的な設計です。
■メンテナンスと実用性:リバコ社のNCシリーズによる、新しい息吹。
当店からお届けするにあたり、座面と背もたれは国内の熟練した職人の手によって新しく張り替えを行いました。選定した生地は、多くのインテリアファンから信頼の厚いリバコ社の「NCシリーズ」。天然ウールとアクリルの混紡素材は、ビンテージのチーク材と相性が良いだけでなく、毛玉ができにくく耐久性にも優れています。中材のウレタンも交換済みですので、ビンテージの情緒を纏いながらも、新品同様の清潔さと快適なクッション性を日常で実感していただけます。
■この道具がある風景:豊かな時間を育む、ヒュッゲな止まり木。
週末の朝、窓から差し込む柔らかな光が、チークの滑らかな肘掛けを照らす。一日の始まりにこの椅子に深く腰掛け、ゆっくりとコーヒーを味わう時間は、何気ない日常の中に「ヒュッゲ(Hygge)」の安らぎをもたらしてくれます。完璧に整えられた新品ではありません。木肌に刻まれた微細な傷や色の濃淡は、これまで誰かの暮らしを支えてきた誠実な記憶です。当店からお届けするこの一脚が、あなたの住まいで新しい風景を編み上げ、数十年後の経年変化を共に楽しむ、かけがえのないパートナーとなることを願っています。
【メンテナンス:済み】
木部:オイル塗装
座・背:ウレタン交換、座面内部のウェービングテープ交換、張替え済み(リバコ社NCシリーズ/ウール30%・アクリル70%)
■生産国
デンマーク
■デザイナー
Kai Kristiansen
■メーカー
Schou Andersen
■サイズ 幅540x奥行520x高さ750x座面高440(mm)
■素材 チーク
■程度 デンマーク国内にて実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
■完成品
■メンテナンス:済み(オイル塗装)/張替え済み