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『円環が導く、空間の重心』
〜Victor Wilkinsが描いた、G-PLAN "Fresco" の合理的精神〜
四角いテーブルが支配する空間に、円を投じる。それだけで、部屋の空気は流動的になり、動線は滑らかに整えられます。英国『E-gomme』社、G-PLAN を代表する「Fresco(フレスコ)」シリーズのラウンドエクステンションテーブル。
デザイナー『Victor Wilkins(ビクター・ウィルキンス)』が目指したのは、北欧デザインの有機的な美しさと、英国の質実剛健なクラフトマンシップの融合。
〜 素材のコントラストが描く輪郭〜
天板を彩るのは、豊かな表情を持つ「チーク材」。そして、その縁(エッジ)と脚部を力強く引き締めるのは、濃褐色の「アフロモシア材」。
同系色でありながら異なるトーンの木材を使い分けることで、テーブルの輪郭が際立ち、空間に凛とした規律をもたらしています。
〜人を招くための機能的ギミック〜
日常は直径122cmの円卓として、4人がゆったりと顔を合わせる求心的な場に。
ゲストを迎える際は、天板を左右に開き、隠された拡張板を展開する。
美しい円から楕円へ。シーンに合わせて形を変えるフレキシビリティこそ、ミッドセンチュリー期が到達した機能美の極致。
〜揺るぎない構造体〜
脚部と幕板が一体となった「分解不可」の構造は、E-gomme社ならではの頑強な作りの証。
華奢に見えるテーパードレッグですが、床にしっかりと根を張り、安定感がある
〜空間に溶け込む〜
ダイニングの中心に、この円卓を置く。
角のない柔らかな動線が生まれ、部屋全体が広く感じられる視覚的な効果。
そこにあるのは、単なる食事の場所ではなく、人が自然と集い、会話が循環する美しい「重心」です。
≪メンテナンス:済み≫
古い塗装を除去後にサンディングを行い、水性ウレタン塗装にて仕上げました。
■生産国
イギリス
■メーカー
E-gomme/G-plan
■サイズ 幅1220(1680)x奥行1220x高さ730(mm)
■素材 チーク・アフロモシア
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
■メンテンス済み(ウレタン塗装)
■完成品
【注】分解不可ですので、搬入経路は充分にご確認お願い致します。