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『現代のアーキタイプを再定義』
〜HAY社「AAS 32」。Hee Wellingが描く、再生素材と木のスーパーノーマル〜
奇をてらうことなく、ただそこにあることの美しさ。
2002年の設立以来、デンマークデザインの黄金期を現代の文脈で再解釈し、世界のインテリアシーンを牽引する HAY(ヘイ)。
その哲学を最も純粋な形で体現するのが、デンマークのデザイナー Hee Welling(ヒー・ウェリング) による「About A Stool(AAS 32)」である。
■ 時代を更新する、HAYのニュー・スタンダード
HAYが目指すのは、アートと建築の中間に位置するような、現代の生活に寄り添う実直なプロダクトだ。
彼らが展開する「About A」シリーズは、ひとつの普遍的なシェル(座面)をベースに、あらゆる空間に適合するバリエーションを生み出す壮大なプロジェクト。
奇抜な造形ではなく、「誰もが親しめる美しい日用品」を追求する姿勢は、現代における真の機能主義と言える。
■ Hee Wellingが導き出した、無駄のない造形
デザインを手掛けたヒー・ウェリングは、プロポーションと静かなディテールを重んじるデザイナーだ。
このハイスツールのシェルは、身体を包み込むような緩やかなカーブを描き、腰掛けた瞬間に無意識の安らぎをもたらす。
視覚的なノイズを極限まで削ぎ落としたシームレスな造形は、どんな空間にもノイズなく溶け込み、使う人の所作を美しく引き立てる。
■ 再生素材と異素材が織りなす、持続可能な美学
シェルの素材には、環境負荷に配慮した「100%ポストコンシューマーリサイクルプラスチック」を採用。光沢を抑えたマットなブラックの質感が、空間を静かに引き締める。
それを支える脚部には、力強い木目を持つ天然木をセレクトし、フットレストには耐久性の高いステンレススチールを配置した。
リサイクル樹脂、木、金属。異なる役割を持つマテリアルが、知的なコントラストと揺るぎない安定感を生み出している。
■ 日常の道具として育てるアートピース
座面裏に刻印されたHAYのロゴと、リサイクル素材の証。
アンティークと呼ぶにはまだまだ若いが、現代のアートピースとしての価値を確かに纏い始めた「ビンテージ」である。
過度な神格化を避け、最先端の素材工学に裏打ちされた生活の道具として、飾らずに空間に迎え入れたい。
【キッチンカウンターで、朝の光を整える】
休日の朝、淹れたてのコーヒーと焼きたてのパンをカウンターに並べ、このスツールに腰を掛ける。
ステンレスのフットレストに足を乗せると背筋がすっと伸び、滑らかな座面が身体を柔らかく受け止める。
名作をただ飾るのではなく、現代にアップデートされた「究極の普通」を日常の道具として使い倒す。
その潔い選択が、あなたの暮らしに確かな充足感と、洗練された余白をもたらしてくれるはずだ。
■2023年9月に製造
■生産国
中国
■デザイナー
Hee Welling
■メーカー
HAY(ヘイ)
■サイズ 幅500x奥行460x高さ850x座面高750(mm)
■素材
ベース:モールドビーチプライウッド製(表層はオークべニア)
フットレスト:スチール
シート:100%再生ポストコンシューマープラスチック
■仕様 ・実際に使用されていた商品の為、小傷・小ダコン等はご理解ください。
■メンテナンス:済み
■完成品