閉じる
『英国で見つけた、北欧のロジック』
〜独自の伸長ギミックと、チークの正方形が描く機能美〜
名作には、国境を越える力がある。
英国で買い付けられたものの、その凛とした佇まいと精緻な造りは、明らかにスウェーデンの家具職人の手によるものと推定される。デザイナーやメーカーの署名こそないが、海を渡り愛され続けたこのテーブルには、アノニマス(無名)な傑作だけが持つ静かな説得力が宿っている。
■ 指先が覚える伸長する感覚。
このテーブルの白眉は、天板の下に隠された独自の伸長システムにある。
サブ天板を引くと現れる、シルバーの金属パーツ。
一度引き出し、持ち上げて、幕板の上にカチリと載せる。
「引く、上げる、押す」。
この一連のメカニカルな所作は、単なる作業ではなく、家具を操るという触覚的な悦びを伴う。
デンマークでは見かけない当時の設計者の遊び心と合理性に感嘆する。
※伸長方法は写真最後5枚を参照ください。
■ 非対称がもたらす、空間の自由
通常時は910mm角の正方形。
左右の拡張板はそれぞれ独立して稼働するため、片側だけを広げることも可能だ。
例えば、片方を壁に付けてコンソールのように使い、もう片方を広げてデスクとして使う。
「シンメトリー(対称)」に縛られない自由な使い方が、限られた都市の住空間に知的な余白を生み出す。
■ チークが描く、経年のグラデーション
天板を彩るのは、経年により深く色づいたチーク材。
メイン天板とサブ天板、それぞれが異なる時間を過ごしてきたことで生まれたわずかな色の濃淡も、ビンテージならではの愛すべき景色だ。
直線を基調としたミニマルなフォルムは、モダンなインテリアとも共鳴し、空間の重心を美しく整える。
【休日の朝、光を整える】
週末の遅い朝、窓際の片側だけを広げて、リネンのクロスを敷く。
ガラスのフラワーベースに季節の枝物を生け、淹れたてのコーヒーと洋書を広げる。
必要な広さだけを引き出し、空間を編集する。
このテーブルがもたらす機能的な美しさが、あなたのプライベートな時間をより豊かに、そして知的に彩ってくれるはずだ。
【メンテナンスについて】
メンテナンス前での撮影を行っており、ご注文後に構造チェック、サンディングを行い、オイル塗装にて仕上げます。
■購入国
イギリス
■サイズ 幅910/1210/1510x奥行910x高さ745(mm)
■脚間:幅760x高さ615 mm
■素材 本体:チーク 脚:オーク
■脚のみ分解可
■程度 イギリス国内にて実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
【メンテナンス】
メンテナンス前での撮影を行っており、ご注文後に構造チェック、サンディングを行い、オイル塗装にて仕上げます。