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『 3つで1つの、有機的な彫刻』
〜Illum Wikkelsøが仕掛けた、連動するレールの機能美〜
ただ積み重ねるだけではない。
デンマークのデザイナー「 Illum Wikkelsø(イルム・ヴィッケルソー)」 が手掛けたこのネストテーブルは、「家具を移動させる」という行為そのものを、一つの美しいシステムへと昇華させています。
有機的な曲線を描くチークのフレーム。その内側には、使い手の所作を美しく変える、知的なギミックが隠されていました。
〜重力を共有する、サスペンション・レール〜
このテーブルの真価は、天板裏に設けられた「ガイドレール」の構造にあります。
一番大きな親テーブルを持ち上げると、レールに吊り下がる形で、中・小のテーブルもそのまま追従してくる設計。
3台を個別に運ぶ手間を省き、「まとめて移動できる」という合理性。日常の些細なストレスを、デザインの力で軽やかに解決する。これぞ北欧モダニズムが到達した機能美。
〜直線を拒む、流麗なレッグライン〜
視線を奪うのは、脚部からベース(脚元)へと流れる独特のシルエット。
床に向かって広がるそのラインは、大地に根を張る樹木のように力強く、かつエレガント。
硬質なチーク無垢材をここまで滑らかに削り出すには、相当な職人技術を要したはずです。
あらゆる角を落とした有機的なフォルムは、空間に柔らかな陰影を落とし、静かなリズムを生み出します。
〜空間を拡張する、3つのステージ〜
ネスト(巣)の名の通り、普段は1台にまとめてリビングや寝室のサイドへ。
ゲストを招いた際は、3台を扇状に広げて、グラスやオードブルを並べる広やかなコーヒーテーブルとして。
あるいは、それぞれをバラバラにして、ラウンジチェアの横やベッドサイドへ分散させることも可能です。
「拡張」と「収縮」。
シーンに合わせて自在に姿を変えるこのテーブルは、都市生活における限られたスペースを最大限に活かすための、最も賢い装置と言えるでしょう。
〜暮らしに寄り添う〜
ある時は3つの連なりで、賑やかな宴の舞台を支える。
またある時は、たった1台で、静かな読書の時間に寄り添う。
Illum Wikkelsøの美学が宿るこのテーブル。
その隠された機能を使うたび、当時のデザイナーとの知的な対話が、あなたの暮らしに深みを与えてくれるはずです。
≪メンテナンス:済み≫
古い塗装を除去後にオイル塗装にて仕上げました。
■生産国
デンマーク
■デザイナー
Illum Wikkelsø
■メーカー
CFC Silkebørg
■サイズ
大テーブル:幅650×奥行370×高さ520mm
中テーブル:幅540×奥行370×高さ500mm
小テーブル:幅650×奥行370×高さ485mm
■素材 チーク
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷はご理解下さい。
■メンテナンス:済み(オイル塗装)