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『傷こそが、歴史の証明』
〜Sigurd Resell "Falcon"。Vatne社が遺した、美しき経年のハンモック〜
1971年の発表以来、世界中のデザイン愛好家を魅了し続けるノルウェーデザインの金字塔。
Vatne(バットネ) 社製、Sigurd Resell(シグード・レッセル) による「Falcon Chair(ファルコンチェア)」。
今回ご紹介するのは、半世紀近い時を生き抜き、全身にその歴史を刻み込んだ一脚。
新品の均整の取れた美しさとは対極にある、ビンテージならではの圧倒的な「迫力」を纏っています。
■ 重力から解放される、浮遊の構造
その名の通り「ハヤブサ(Falcon)」の爪を思わせる、優美な曲げ木のフレーム。
この椅子の真髄は、フレームから吊り下げられたキャンバス地に、クッションを乗せるという「ハンモック構造」にあります。
着座した瞬間に感じる、ふわりとした浮遊感。
身体の重みを点で支えるのではなく、面で包み込むサスペンションの心地よさは、一度座ると忘れられない体験をもたらします。
■ ダメージという名の「景色」
本個体の最大の特徴は、その激しいエイジングです。
クッションの革には、長い年月を物語る擦れやひび割れが刻まれ、キャンバス地には使い込まれた道具特有のクタッとした風合いが現れています。
これを単なる劣化と捉えるか、あるいはジーンズのダメージのように「育った証」と捉えるか。
私たちは後者として、この凄みのある表情に美しさを見出しました。
もちろん、コンディションを考慮し、市場価格よりも大幅に抑えたプライスでご案内しております。
■ ラフに使い倒す、大人の選択
傷を気にせず、ガシガシと座れる。それもまた、この個体の魅力です。
リペアを施して新品同様に蘇らせるのも一つの道ですが、あえてこのまま、枯れた味わいをラフに楽しむのも、また一興。
インダストリアルな空間や、古材を用いたインテリアの中では、この荒々しさが空間のスパイスとして機能します。
【空間に溶け込む】
ガレージのような土間空間や、本が積み上がった書斎の片隅に。
綺麗すぎる家具では浮いてしまうような、無骨で知的な空間にこそ、このファルコンチェアは相応しい。
傷ついた翼を休めるハヤブサのように。
静かに、けれど力強く佇むその姿が、あなたの空間にビンテージ家具本来の深みを与えてくれるはずです。
■生産国
ノルウェー
■デザイナー
Sigurd Resell
■メーカー
Vatne/バットネ
■サイズ 幅790x奥行790x高さ830x座面高340(mm)
■素材 レザー・プライウッド
■程度
・デンマーク国内にて実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕・ヤブレ・ほつれ等ございます。
・コンディションを考慮し、市場価格よりも大幅に抑えたプライスでご案内しております。
■完成品