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『ハンス・J・ウェグナー デザイン AT312 ダイニングテーブル(チーク×オーク)』
〜変化する日々に、変わらない美しさを。巨匠ウェグナーが描いた、機能する食卓〜
■背景と意匠:Andreas Tuck社と共に歩んだ、ウェグナーの黄金期
「椅子の巨匠」ハンス・J・ウェグナーが、推定1950〜60年代に名門「Andreas Tuck(アンドレアス・タック)」社のために手がけた「AT312」。モデル名の頭文字である「AT」は、当時ウェグナーが最も信頼を寄せていた工房のひとつ、アンドレアス・タックの頭文字を冠したものです。深みのある飴色のチーク材天板と、それを支える堅牢なオーク材の脚部。この異なる二つの木材を組み合わせる手法は、ウェグナーの代表作に共通する「素材のコントラスト」を活かした意匠であり、空間に温かみと端正なリズムをもたらしてくれます。
■意匠の深掘り:家具職人としての矜持が宿る、接合部と構造の美学
14歳から家具職人としての修業を始めたウェグナーは、構造を隠すのではなく、むしろ意匠へと昇華させることに長けていました。このAT312において彼が最も語りかけてくるのは、幕板(天板下の板)と脚部が交わる部分の処理です。幕板の四隅を緩やかに削り出し、脚部へと繋がるラインに僅かな「溜まり」を作ることで、構造的な強度を確保しながらも、視覚的には驚くほど軽やかでエレガントな印象を与えています。
天板を支えるオーク材の堅牢さと、人の手が触れる天板のチーク材の柔らかな質感。職人としての確かな審美眼が、このコントラストを「使い心地」という真実に着地させています。完璧に整えられた新品ではありません。半世紀を超えて刻まれた僅かな痕跡は、ウェグナーが意図した「一生使える道具」としての誠実な記憶。その不完全さこそが、彼の哲学を肌で感じるための唯一無二の入り口となります。
■機能と解像度:一人の静寂から、大勢の賑わいまでを繋ぐ翼
幅1400mmという、4人で囲むのに心地よいサイズ。本品の真価は、その穏やかな外観からは想像できない高い拡張性にあります。天板の両端を引き出すことで、左右それぞれ500mmずつ、最大2400mmまで伸長が可能。特筆すべきは、片面だけを広げて、壁やカウンターに寄せて使える柔軟さです。平日は片側だけを広げて配膳スペースやワークデスクとして、週末に友人が集まれば両翼を広げて賑やかなディナーを。暮らしの解像度に合わせて姿を変える、まさに「道具としての完成形」と言える一台です。
■この道具がある風景:朝の光と、共に歳月を重ねるヒュッゲな時間
週末の朝、窓から差し込む柔らかな光がチークの木肌を瑞々しく照らす。お気に入りの椅子を並べ、淹れたてのコーヒーと焼きたてのパンを置く。ただそれだけで、一日の始まりが凪のように穏やかに整います。
時を重ね、家族の成長と共に傷さえも風合いとして馴染んでいく。このAT312があるだけで、何気ない食事の時間が、大切な人を想い、自分を整える「ヒュッゲ(Hygge)」な場所へと変わるのを感じるはずです。当店からお届けするこの一台が、あなたの住まいの新しい中心となり、これから先の数十年を共に歩む大切な舞台となることを願っています。
≪メンテナンス:前≫
ご注文後に古い塗装を落として、サンディング・構造チェックを行い、オイル塗装にて仕上げます。
■生産国
デンマーク
■デザイナー
Hans J Wegner
■メーカー
Andreas Tuck(アンドレアス・タック)
■サイズ 幅1400(1900・2400)x奥行900x高さ725(mm)
■詳細サイズ
〇長い方の脚間:1090mm
〇短い方の脚間:590mm
〇床から幕板までの高さ:585(mm)
■素材 チーク&オーク
■仕様 こちらはメンテナンス前での撮影をしておりまして、ご注文後にサンディング・オイル塗装を施した後に出荷となります。
■完成品
※配送時は、搬入経路が71cm以上必要となります。
実際に使用されていた商品の為、小傷・小ダコン等はご理解ください。