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『ハンス・J・ウェグナー デザイン AT8 コーヒーテーブル(チーク×オーク)』
〜円が描く、心地よい距離感。巨匠ウェグナーが仕立てた、リビングの止まり木〜
■背景と意匠:Andreas Tuck社と歩んだ、円形テーブルの傑作
「椅子の巨匠」ハンス・J・ウェグナーが、デンマークの名門工房Andreas Tuck(アンドレアス・タック)社のために手がけたコーヒーテーブル「AT8」。
ウェグナーが手がけた数多くのテーブルの中でも、この「ラウンド(円形)」という造形は、空間に柔らかなリズムと、座る人同士の視線が自然に交わる「和らぎ」をもたらしてくれます。推定1950〜60年代に作られたこの一台には、機能と美しさを高い次元で融合させたウェグナーの設計思想が、直径約78cmという親密なサイズの中に凝縮されています。
■素材とディテール:チークとオーク、素材の対話が奏でるウェグナーらしさ
天板には、しっとりと深みのある飴色に育ったチーク材を。そして幕板や脚部には、それを受け止める力強いオーク材を。この異なる二つの木材を組み合わせる手法は、構造を視覚的に整理し、それぞれの素材の持ち味を引き立てるウェグナー特有の美学です。
天板裏には「Andreas Tuck」「Hans J. Wegner」の刻印と共に、厳しい品質管理をパスした証である「Danish Control」のスタンプが静かに誇りを示しています。完璧に整えられた新品ではありません。天板表面に刻まれた微細な傷や色の揺らぎは、かつて北欧の家庭で誰かの暮らしに寄り添ってきた誠実な時間の記録。「完璧ではないが、美しい」というビンテージの本質を、その手触りから感じていただけます。
■機能と解像度:暮らしの動線を妨げない、円という合理性
幅・奥行きともに約78cm、高さ約56.5cm。現代の低めのソファテーブルと比較すると、この「56.5cm」という高さは、ソファに深く腰掛けた状態でもカップや本に手が届きやすく、膝元が窮屈にならない絶妙な設定です。角のない円形の天板は、小さなお子様がいるご家庭でも安心してお使いいただけるだけでなく、リビングの動線を緩やかに整え、空間を広く見せてくれる効果もあります。コーヒーを置く、読みかけの本を置く、あるいは季節の草花を飾る。日常の解像度を少しだけ高めてくれる、確かな実用性がここにあります。
■この道具がある風景:移ろう光を愛でる、ヒュッゲな止まり木
週末の午後、窓から差し込む柔らかな光が、チークの美しい木目を瑞々しく浮き上がらせる。円卓を囲むように椅子を引き寄せ、淹れたてのコーヒーを楽しむひととき。角のない形が、そこに集う人々の心を凪のように落ち着かせ、自然と会話を弾ませてくれます。
時を重ねるごとに愛着が増し、傷さえも家族の物語として馴染んでいく。このAT8があるだけで、何気ないリビングの風景が、大切な人を想い、自分を整える「ヒュッゲ(Hygge)」な場所へと変わるのを感じるはずです。当店からお届けするこの一台が、あなたの住まいの新しい中心となり、これから先の数十年を共に歩む大切な舞台となることを願っています。
≪メンテナンス:前≫
ご注文後に古い塗装を落として、サンディング・構造チェックを行い、オイル塗装にて仕上げます。
■生産国
デンマーク
■デザイナー
Hans J Wegner
■メーカー
Andreas Tuck(アンドレアス・タック)
■サイズ φ775x高さ565(mm)
■素材 天板:チーク 脚:オーク
■仕様 こちらはメンテナンス前での撮影をしておりまして、ご注文後にサンディング・オイル塗装を施した後に出荷となります。
■完成品
実際に使用されていた商品の為、小傷・小ダコン等はご理解ください。