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推定1960年代 デンマーク ビンテージ ローキャビネット(チーク
『深い奥行きが、暮らしの余白を豊かにする』
〜音楽と静寂を分かち合う、懐の深い一台〜
お部屋の隅に置くだけで、その場の空気がしっとりと落ち着く。そんな確かな存在感を放つキャビネットが、はるばるデンマークから届きました。本体に使用されているのは、北欧ビンテージの真髄とも言える、滑らかな質感のチーク材。その温かな表情を、力強いオーク材の脚部が凛と支えています。高さ75.5cmという設計は、一般的なダイニングテーブルとほぼ同じ視線の高さ。食卓の傍らにサイドボードとして置いても、空間のラインが美しくつながり、心地よい一体感を生み出してくれます。
この一台を特別なものにしているのは、ビンテージ家具としては非常に珍しい「50cm」という深い奥行きです。このゆとりあるサイズ感は、昨今のアナログレコードブームの中で、プレーヤーを置くための「特等席」としても最適。天板にプレーヤーを据え、扉の中にはお気に入りのジャケットを。引き戸仕様のため、開閉の際に手前のスペースを気にすることなく、限られた住空間でもスマートに動作を完結させることができます。内部には32mmピッチで9段階の調整ができる棚板が一枚。仕舞うものの大きさに合わせて、使う人の毎日に柔軟に寄り添ってくれます。
実はこの家具、かつては上下に重なるユニット家具の下台として大切に使われてきた歴史を持っています。天板の左右には、その繋がりを証明するダボ穴の補修跡が見受けられます。しかし、それこそがビンテージだけが持つ「完璧ではないからこそ、美しい」時間の積み重ね。熟練の職人が当店にて丁寧にリペアを施したその跡は、長い年月を旅してきた証として、誇らしげな表情を湛えています。本来は隠れていたはずの天板が、今は暮らしを彩る舞台となり、また新しい物語を刻み始める。その背景を知ることで、家具への愛着はより一層深いものになるはずです。
当店からお届けするこのキャビネットは、単なる収納道具ではありません。チークの木肌を撫で、引き戸の取っ手に指をかける。そんな何気ない日常の所作を、どこか誇らしく、贅沢な時間へと変えてくれる力を持っています。デンマークの精神性である「ヒュッゲ(居心地の良い時間)」を、まさに形にしたような、包容力に満ちた一台です。
「日々の旋律に寄り添う、チークの灯り」
一日の終わりに、天板に置いたランプに火を灯し、お気に入りの一枚に針を落とす。
深い奥行きに守られたキャビネットの上で、コーヒーの香りがゆっくりと立ち上がる。
そこにあるのは、効率や速さとは無縁の、静かで満ち足りた時間。
前の持ち主から引き継いだ長い年月を慈しみながら、新しい暮らしの風景を、このキャビネットと共にゆっくりと描いていきませんか。
【メンテナンス:済み】
古い塗装を除去後に、サンディングを行い、オイル塗装にて仕上げました。
■購入国
デンマーク
■サイズ 幅890x 奥行500x高さ610(mm)
■詳細サイズ
〇扉内スペース:幅850x 奥行445x高さ325(mm)
■素材 本体:チーク 脚:オーク
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷・小打痕等はご理解ください。
■メンテナンス:済み(オイル塗装)
■完成品