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デンマーク ビンテージ AJロイヤル 500(Louis Poulsen / Arne Jacobsen)
『空間を包み込む、半球の静寂」
〜名作が描く、光の階層とアルミの誠実な肌〜
デンマークが生んだ20世紀の巨匠、アルネ・ヤコブセンが1960年にコペンハーゲンのSASロイヤルホテルのために設計した「AJロイヤル」。半世紀以上の時を超えて愛され続けるこのドーム型のランプは、単なる照明器具としての枠を超え、一つの完成された建築的な造形美を湛えています。はるばるデンマークから当店に届いたこの一台は、現行品にはない特別なディテールを纏った、極めて初期のオリジナル個体です。
この一台を特別な存在にしているのは、上部に配されたルーバー(隙間)の仕上がりです。1970年代以降、量産化に伴いこの部分はプラスチック製へと変わっていきますが、推定1960年代に作られた本作は、当時の最高級仕様である「アルミ削り出し」によって成形されています。金属を丁寧に削り出すことで生まれるシャープなラインと重厚な質感は、光を透過させた際に現れる陰影の深さが全く異なります。また、内部に貼られた「max.」と記されたワット数表示シールのフォントも、当時のルイスポールセン社のみが用いていた特有の書体。これらは、まだロジスティクスによる効率化が進む前、工芸品としてのクラフトマンシップが細部にまで宿っていた時代の誠実な証です。
実用面においても、この「500」サイズは非常に頼もしい存在です。内部には4つのE26口金ソケットが配されており、北欧ビンテージのペンダントランプとしては珍しいほどのしっかりとした明るさを確保できます。ダイニングテーブルの上で家族の食事を美味しそうに照らすのはもちろん、広めのリビングにおいても空間の重心を整える主役として活躍してくれます。ドームの底面には光を拡散させるディフューザーが備わっているため、4灯の力強い光も直接目に入ることなく、心地よい「灯りの塊」となって部屋を満たしてくれます。
当店からお届けするこのAJロイヤルは、長い年月を旅してきた証として、シェードの縁やルーバーの隙間に僅かな塗装の剥げや擦れ跡が見受けられます。しかし、それこそがビンテージだけが持つ「完璧ではないからこその美しさ」であり、前の持ち主と共に歩んできた誠実な時間の積み重ねです。熟練の職人によりメンテナンスを施されたこの灯りは、十年、二十年と使い込むほどに、あなたの暮らしの景色としてさらに深く馴染んでいくことでしょう。
「名作の光に守られ、日々の機微を愛でる場所」
夕暮れ時、少しずつ暗くなる部屋で、4つの灯りに火を灯す。
アルミの隙間から天井へと漏れ出す幻想的な光の筋を眺めながら、ゆっくりと一日の出来事を振り返る。
そこにあるのは、効率や明るさだけでは測れない、自分自身の呼吸を整えてくれる場所。
ヤコブセンが遺したこのAJロイヤルは、あなたの暮らしの背景を美しく塗り替え、何気ない夜の時間を、二度とない特別な情景へと変えてくれるはずです。
【メンテナンスについて】
■ ソケットはオリジナル。E26x4の電球をご使用頂けます。
ソケットは樹脂製のもののため、電球は熱量の少ないLED電球をおすすめします。
※電球は付属しませんのでご注意下さい。
※PSE(電気用品安全法)のもと、検査を行い販売しております。
■生産国
デンマーク
■デザイナー
Arne Jacobsen
■メーカー
Louis Poulsen/ルイス・ポールセン
■サイズ
・直径:約500 (mm)
・高さ:約225(mm)
・全長:800(mm)
・接続:引っ掛けシーリング・コード吊り
・重さ:約1.8kg
・電球:E26x4
※電球は付属しませんのでご注意下さい。
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷等ございます。