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『デンマーク ビンテージ キャビネット(ウォールナット)』
〜視界を遮らず、暮らしの重心を整える。
ダイニングの傍らで「用の美」を愉しむ贅沢〜
お部屋の空気をしっとりと落ち着かせ、日々の営みを静かに受け止める。そんな誠実な佇まいのキャビネットが、はるばるデンマークから届きました。素材に使用されているのは、深く、濃密な木目が魅力のウォールナット材。北欧ビンテージ家具の多くはチーク材で作られていますが、本作のようなウォールナット仕様の一台は、より現代的で洗練された、どこか都会的な静謐さを醸し出します。オイル塗装によって引き出された、しっとりと手に馴染むような木の質感。長い年月を経て育ったその深い色調は、置くだけで空間に知的な余白をもたらしてくれるはずです。
この一台を語る上で欠かせないのが、実用性に裏打ちされた絶妙なサイズ設計です。特筆すべきは、68cmという高さ。これは一般的なダイニングテーブルの天板とほぼ同じ、あるいはわずかに低い設定です。通常のキャビネットは80cm前後の高さがあるものが多い中、この「68cm」という低さは、日本の住環境において大きなメリットとなります。ダイニングテーブルの横に並べても視線を遮らず、空間に圧迫感を与えません。天板の上にお気に入りのランプや季節の花を飾れば、食卓の延長線上にある美しい風景として、暮らしを立体的に彩ってくれます。
扉に施された装飾もまた、当時の職人の高い美意識を物語っています。額縁のように丁寧に面取りされた扉の意匠は、シンプルなフォルムの中に確かな立体感とリズムを生み出し、光が差し込むたびに美しい陰影を映し出します。扉を開閉するための鍵は、ビンテージならではのクラシカルな味わい。指先で鍵を回し、カチリと音を立てて扉を開く。そんな何気ない所作の一つひとつに、効率を求める現代では忘れかけられている「道具を愛でる愉しみ」が宿っています。内部は仕切りのない広々とした空間となっており、奥行き39.5cmという懐の深さは、大判の雑誌やA4サイズの書類、あるいは重なり合う器たちを、ゆとりを持って受け止めてくれます。
天板には長い年月を旅してきた証として、わずかな輪染みや小傷が見受けられますが、それこそがビンテージだけが持つ「完璧ではないからこその美しさ」です。前の持ち主と共に歩んできた誠実な時間の積み重ねを、時間の経過という価値として肯定する。単なる「仕舞うための箱」ではなく、そこに住まう人の美意識を映し出し、未来へと使い継いでいくための健やかな一台です。
≪メンテナンス:済み≫
古い塗装を除去後にオイル塗装にて仕上げております。
■購入国
デンマーク
■サイズ 幅900x奥行395x高さ680(mm)
■詳細サイズ
〇扉内オープンスペース:幅845x奥行365x高さ398(mm)
■素材 ウォールナット
■程度
・実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
・天板左右にダボ穴を埋めた修正跡あります。
■メンテンス:済み(オイル塗装)
■完成品