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デンマークで買い付けた推定1960年代のデンマークビンテージのFDB mobler「J67」ダイニングチェア(オーク)|Ejvind A. Johansson
『同じ家の食卓で、四脚ならんで長い時間を過ごしてきた椅子。』
FDBモブラーは1942年、デンマークの消費協同組合から生まれました。掲げた言葉は「すべての人のための家具」。この椅子を描いたのは、FDBモブラーの3代目デザイン部門長のEjvind A. Johansson(アイヴァン・A・ヨハンソン)です。家具職人として修業を積み、33歳の若さでその任に就いた建築家。「家具は、数学と科学だけのものではない」——彼のそんな言葉が残っています。
背板は、FDBモブラーでは珍しい大きな成形合板。ゆるやかに反る曲面に、縦のスリットが2本。光が抜けて、背が軽く見えるのは、この2本のなせる技でしょう。座面も背も、薄く削いだ突板を重ねたもの。脚だけは無垢材を削り出し、床へ向かって細く、外へわずかに開いています。当時の家具に多かったスチールのフレームとは対照的に、ここには金属が一本も使われていません。木と木だけで組まれた、工芸的な美しさです。
座面裏に、シールラベルが一枚。「MADE IN DENMARK」と「MØBLER」「BY F.D.B.」、左にFDBのロゴ。刻印と違い、製造年を示す数字はありません。年代は不明です。ただ、デンマークの同じ家庭で4脚使われ、ほかの3脚は1960年代のもの。ならばこの一脚も、同じ食卓の時間を分け合ってきたのでしょう。飴色に熟したオークの木肌の細かな傷、背の縁の擦れ。それは欠点ではなく、この椅子が歩いてきた時間の証です。
日本のダイニングでも引きすぎず、押しすぎない、ちょうどよい小ささです。座面が低めなので、視線は食卓の上でやわらかく交わります。
【メンテナンス:前】
・ご注文後に古い塗装を除去後にサンディング・構造チェックを行い、オイル塗装にて仕上げます。
■生産国
デンマーク
■デザイナー
Ejvind A. Johansson
■メーカー
FDB mobler
■サイズ 幅430x 奥行450x高さ770x座面高435(中央)(mm)
■素材 オーク
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷・傷・打痕等ございます。
■メンテナンス:前(オイル塗装)
■FDB Møbler(FDBモブラー)
1942年に設立されたデンマーク協同組合連合会の家具部門。初代部門長ボーエ・モーエンセンのもと「手頃な価格で高品質な家具」を掲げ、民主的な北欧家具デザインを確立しました。ウェグナーやヨハンソンら巨匠も参画し、国民的名作を多く輩出。2013年に復刻し今も愛されています。
■Ejvind A. Johansson(アイヴァン・A・ヨハンソン)
デンマーク王立芸術アカデミーで学び、1956年にFDB Møblerの3代目デザイン部長に就任した建築家・デザイナー。モーエンセンらの伝統を継ぐとともに、プライウッドを用いた名作「J67」など革新的な造形を追求。短期間で北欧デザイン史に輝く傑作を数多く生み出しました。