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デンマークのKai Kristiansen (カイ・クリスチャンセン)がデザインを手がけた「Anderstrup Stole」社製造のチーク材のモデル68(T21)のダイニングチェア。
『椅子の美しさから、”ファイヤーチェア”という愛称で慕われている作品』
〜木の曲線に、やさしい余白を。座るたび、心までほどけるような一脚〜
デザイナーのKai Kristiansen(カイ・クリスチャンセン)は、家具職人としての技術を身につけた後、デンマーク王立美術アカデミーでKaare Klintに師事。1955年に自身の設計事務所を開き、機能性と美しい造形を両立させた家具を数々生み出しました。Anderstrup Stoleは、洗練された木製家具を手がけたデンマークの名工房です。
こちらは、T21 Fire Modelと呼ばれるダイニングチェア。ひと目で心を惹きつけるのは、背もたれから後脚へと流れる、しなやかな木部のラインです。斜めに伸びるフレームと、座面を支える曲線がつくる軽やかなシルエット。正面からはすっきりと、横や後ろからは彫刻のような美しさを楽しめます。
木部にはチーク材を使用。長い年月を経て深みを増した飴色は、赤みと黄金色が溶け合うような、ビンテージならではの豊かな表情です。光を受けるたびに木目がやさしく浮かび上がり、使い込まれた木肌が空間に落ち着いた温もりを添えます。
座面と背もたれには、リバコ社のNCシリーズからNC011(アイボリー)をセレクト。きめ細かな表情のファブリックが、チークの美しい色合いを引き立てます。木の力強さに布のやわらかさが重なり、どこか愛らしく、親しみやすい雰囲気に仕上がりました。
幅500mm、奥行500mmという程よいサイズに、身体をやさしく受け止めるセミアームの安心感。肘を軽く預けられるため、食事の時間はもちろん、読書やお茶を楽しむひとときにも心地よく寄り添います。
ダイニングに並べれば、いつもの食卓が少し楽しみになる。窓辺に一脚置けば、そこが本を開きたくなる小さな居場所になる。美しい家具と過ごす何気ない時間が、暮らしの景色をゆっくりと変えてくれます。
【メンテナンス:済み】
木部は古い塗膜を除去後にサンディング・構造チェックを行い、オイル塗装にて仕上げました。
背・座のクッションは、ウレタンを交換し、リバコ社のNC011(アクリル70%・ウール30%)にて張替えを行いました。
■生産国
デンマーク
■デザイナー
Kai Kristiansen
■メーカー
Anderstrup Stole
■サイズ 幅500x奥行500x高さ745x座面高435(mm)
■素材 チーク・ファブリック
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
■メンテナンス:済み(オイル塗装)
■張替え済み:ファブリック(アクリル70%・ウール30%)
■完成品
■Kai Kristiansen (カイ・クリスチャンセン)
コーア・クリントに師事し、1955年に自身の設計事務所を開設したデンマークのデザイナー。名作「No.42」や「NV31」に代表される人間工学に基づいた立体的な造形と、機能美・量産性を両立した木工デザインを追求。半世紀以上経た今も世界中で愛され続けるミッドセンチュリーの巨匠です。
■Anderstrup Stole(アンデルストルップ・ストーレ)
1950〜60年代のデンマークに拠点を置いた椅子専門メーカー(Anderstrup Stolefabrik/Møbelfabrik)。カイ・クリスチャンセンの「Fire Chair(Model 68)」やエリック・バック等のダイニングチェアの製造を手掛けました。人間工学に基づいた美しいフォルムと確かな木工技術が光る、北欧チェアの隠れた名工房です。