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『余白を愛する人のための、小さな風景』
〜ちょうどいい距離感と、角のない優しさ〜
75×43cm。このサイズ感が、実は絶妙なんですよね。ソファの前に置いても圧迫感がなくて、でも二人分のカップと本を広げるには十分。一人暮らしのワンルームにも、リビングの一角にも、すっと馴染む。高さは54.5cm。腰を下ろしたとき、手を伸ばせば自然に届く。その何気ない所作が、毎日をほんの少しだけ心地よくする。
1960〜70年代のデンマーク家具には、こうした「人にやさしい設計」が随所に見られます。機能主義と人間味が、矛盾なく同居している。それが、半世紀経っても古びない理由かもしれません。
〜二つの木が織りなす、表情〜
天板はチーク、脚はビーチ。異なる二つの木材が、このテーブルに独特のリズムを与えています。チークの飴色の木肌は、使い込むほどに深みを増していく。北欧ビンテージの代名詞ともいえる素材です。
対して、脚に使われたビーチは、明るく素直な木目が特徴。チークの重厚さを、軽やかに支える。この対比が、視覚的な心地よさを生んでいる。下段の棚には雑誌を積んだり、小さな植物を置いたり。視線が落ちる場所に、さりげない景色をつくれるのがいい。
〜時間が残した痕跡を、価値として〜
脚の先端に、時間が残した痕跡があります。おそらく水分によるものでしょうか。床に置かれた状態では目に入らない場所ですが、ビンテージである証として、正直にお伝えします。
完璧ではない。けれど、50年という時間を生き抜いてきた証として、確かに美しい。新品の家具にはない、この温度感。それは、誰かの暮らしを見守ってきた記憶であり、次の持ち主へと繋がる物語の続きです。この時の痕跡を、価値として受けとめてくださる方に。通常価格から20%を引いた価格で、お迎えいただけます。
〜あなたの部屋で、続きを〜
このテーブルのある部屋を想像してみてください。朝、白湯を冷ましながら窓の外を眺める時間。休日の午後、友人と他愛のない話をしながら、紅茶をおかわりする時間。夜、一日の終わりに本を開いて、ページをめくる音だけが静かに響く時間。
このテーブルは、そんな「何もしない贅沢」を受けとめる場所になる。忙しない日常に、ほんの少しの余白を取りもどすための、道具です。
デンマークから、当店を経由して、あなたのもとへ。このテーブルが辿ってきた道のりは、ここで終わりではありません。むしろ、これから始まる。朝のひかりが天板に落ちる瞬間、カップを置いたときの静かな音、手を添えたときのなめらかな木肌。そんな小さな感覚が、毎日を豊かにしていく。
このテーブルと、どんな時間を過ごしますか。
【メンテナンス:済み】
古い塗膜を除去後にオイル塗装にて仕上げました。
■購入国
デンマーク
■サイズ 幅750x奥行430x高さ545(mm)
■素材 天板:チーク 脚:ビーチ(ブナ)
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
■メンテナンス済み(オイル塗装)
■完成品