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『三つの物語が、ひとつに重なる場所』
〜空間を自在に操る、入れ子の美学〜
『Poul Hundevad』がデザインし、『Fabian』社が製作したネストテーブル。三つのテーブルが、美しく入れ子になって収まる。使わないときはコンパクトに、必要なときは部屋中に散らばって、それぞれの役割を果たす。この自由度が、暮らしに柔軟性をもたらしてくれる。
最も大きなテーブルは、W590 × D395 × H470mm。読書とコーヒーのための場所。中サイズは、植物を置いたり、ランプの台座にしたり。いちばん小さなテーブルは、リモコンや眼鏡の定位置に。三つが揃っているからこそ、空間の使い方に選択肢が生まれる。来客時には三つを並べて、普段はひとつだけ。暮らしのリズムに合わせて、形を変えられる家具です。
〜チーク・オーク材が奏でる、時間の響き〜
天板はチーク材、脚まわりはオーク材が奏でる風合い。それぞれが飴色に深く色づいた木肌は、50年以上の時間が刻んだ表情。木目のひとつひとつが異なり、三つのテーブルを並べたとき、そのグラデーションが美しい景色をつくる。
天板の四隅は、すべて丸く削られている。角がないということは、安全性だけでなく、触れたときの心地よさにも繋がる。手を添えたとき、その丸みが手のひらに馴染む。脚の組み方も洗練されていて、見る角度によって異なる表情を見せる。機能的でありながら、彫刻的でもある。それが北欧デザインの真骨頂。
〜ダニッシュコントロールという、信頼の証〜
一番小さなテーブルの天板裏には、Danish Furniture Makers' Control(ダニッシュコントロール)の刻印が残されています。これは、デンマーク家具職人組合が定めた厳格な品質基準をクリアした証。
つまり、この刻印は「本物」の証明書。半世紀前、職人たちが誇りをもって世界に送り出した家具だということです。現代では、こうした検査制度はもうありません。だからこそ、この刻印のある家具には、特別な価値がある。デザイン性だけでなく、つくりの確かさ、素材の良さ、すべてが保証されているのです。
〜あなたの部屋で、新しい配置を〜
このネストテーブルのある部屋を想像してみてください。
ソファの横に一つ。窓辺に一つ。ベッドサイドに一つ。
三つが離れて、それぞれの場所で役割を果たしている。でも、友人が訪ねてきたら、三つを並べてティータイムの舞台に変わる。パーティーのときは、部屋の中心に集めて、小さなビュッフェスタイルに。
家具は、動かないものだと思い込んでいるかもしれません。でも、このテーブルは違う。暮らしの変化に合わせて、自在に動く。その柔軟さが、日常に遊び心を与えてくれる。
当店から、あなたのもとへ。三つのテーブルが、あなたの部屋でどんな配置になるのか。それは、あなた次第。天板に触れる手の感触、角の丸みに宿るやさしさ、そして三つが重なる美しさ。そんな小さな感覚が、毎日を豊かにしていく。
このテーブルと、どんな風景をつくりますか。
【メンテナンス:済み】
古い塗膜を除去後にオイル塗装にて仕上げました。
■生産国
スウェーデン
■デザイナー
Poul Hundevad
■メーカー
Fabian
■サイズ
〇大テーブル:幅590x奥行395x高さ470(mm)
〇中テーブル:幅463x奥行363x高さ447(mm)
〇小テーブル:幅340x奥行340x高さ424(mm)
■素材 天板:チーク 脚周り:オーク
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
■メンテナンス済み(オイル塗装)
■完成品