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『小さな体温を、部屋の隅に。北欧の知恵と日本の暮らしを繋ぐ、愛らしい止まり木』
■ 二つの国を繋ぐ、コンパクトな合理性
推定1960年代頃のデンマークで作られたと思われる小ぶりな3段チェスト。日照時間の短い北欧で「家の中をいかに心地よく、広く使うか」という知恵から生まれたこのサイズ感は、現代の日本の住環境においても、驚くほど自然に馴染みます。横幅60cm、奥行き30cmというスリムなプロポーションは、限られたスペースに「余白」を残しながら、確かな存在感を放ちます。可愛らしい佇まいの中に、デンマーク家具黄金期の端正な造りの良さが息づく一台です。
■ チークとビーチ、二つの個性が織りなすリズム
本体には深みのある飴色が美しいチーク材を、脚周りには明るく強固なビーチ(ブナ)材を使用しています。この異素材のコントラストが、単調になりがちな木製家具に軽やかなリズムを与えています。
目を引くのは、丸く削り出された取っ手の意匠。指先に触れるたび、当時の職人の丁寧な手仕事が伝わり、日々の何気ない動作を少しだけ特別なものに変えてくれます。
推定半世紀以上の時を経て、それぞれの木材が異なる表情で熟成していく姿は、ビンテージを選ぶ醍醐味と言えるでしょう。
■ 完璧ではないからこそ愛おしい、時間の痕跡
この個体には、背面の端などに小さな虫食いの跡が見受けられます。当店では、長く安心してお使いいただけるよう、防虫処理を徹底し、丁寧にパテ入れを施してメンテナンスを完了させました。「完璧ではないが、美しい」。その歴史を隠すことなく受け入れ、その分、手に取りやすい価格へと見直しました。時間の経過が刻んだ傷跡も、この家具が歩んできた物語の一部。それさえも愛おしいと感じていただける方に、ぜひ引き継いでいただきたい「生きた道具」です。
■ 暮らしの隙間を、自分らしい場所に
玄関先で鍵や手袋を仕舞う場所として。あるいは、ベッドサイドでランプを置き、読みかけの本を仕舞うナイトテーブルとして。このチェストがあるだけで、部屋の隅に温かな「句読点」が打たれたような落ち着きが生まれます。天板の上には、季節の花を飾ったり、旅先で見つけた小さなオブジェを置いたり。コンパクトだからこそ、暮らしの変化に合わせて場所を変え、常にあなたの傍らで寄り添い続けます。当店からお届けするこの一台が、あなたの住まいでまた新しい日常を紡ぎ始めることを願っています。
【木部:メンテナンス済み】
古い塗装を除去後に、オイル塗装にて仕上げています。
■生産国
デンマーク
■サイズ 幅600x奥行300x高さ645(mm)
■詳細サイズ
〇引出内寸(共通):幅530x奥行245x高さ91(mm)
■素材 本体:チーク 脚:ビーチ
■程度
・デンマーク国内にて実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
・虫食いの跡があります。
※できる限りパテ入れをしておりますが、出来ていない箇所もあるかもしれませんが、ご理解下さい。
■メンテナンス:済み(オイル塗装)
■完成品