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『日常を構築する、端正なグリッド。巨匠モーエンセンが、スウェーデンの老舗と描いた生活の原風景』
■ デンマークの知性と、スウェーデンの手仕事が交差する場所
推定1950〜60年代、デンマークデザインの巨匠ボーエ・モーエンセンによって設計された「ORESUND(エーレスンド)」シリーズ。シリーズ名はデンマークとスウェーデンを隔てる海峡の名に由来し、その名の通り両国のデザイン文化を結びつける架け橋となりました。スウェーデンの名門「Karl Andersson & Söner」社のために彼が提案したのは、装飾を極限まで削ぎ落とし、使う人の自由度を最優先したシステム家具。簡素でありながら、空間を凛と引き締めるその佇まいは、まさに「機能的で丈夫な家具」を信条としたモーエンセン哲学の結晶と言えます。
■ オーク無垢材が蓄えた、誠実な時間の記憶
主材に使用されているのは、モーエンセンが終生愛した素材であるオーク材です。推定半世紀以上の時を経て、明るく爽やかだった木肌は、深みのある落ち着いた飴色へと育っています。堅牢なオーク材特有の力強い木目と、しっとりとした手触り。側板と天板が交わる接合部の端正な仕上げには、当時の職人の高い技術が凝縮されています。完璧な無傷ではありません。日常の中で刻まれた小さな痕跡は、このシェルフが歩んできた誠実な時間の証であり、ビンテージにしか宿り得ない「完璧ではないが、美しい」という価値を体現しています。
■ 暮らしを整理し、余白を慈しむための設計
幅1350mm、高さ815mmというプロポーションは、現代の日本の住宅環境において、空間を圧迫せずに間仕切りとしても機能する絶妙なサイズ感です。特筆すべきは、収納するものに合わせて細かく高さを調整できる可動棚。本やお気に入りのオブジェなど、持ち主の個性を自由に受け止める懐の深さを備えています。奥行き260mmというスリムな設計は、通路やリビングの壁際に置いても動線を妨げず、それでいて確かな収納力を発揮します。
■ 光と影が織りなす、静かな対話
週末の午後、窓から差し込む柔らかな光が、オークの木肌を優しくなぞる。棚に並べたお気に入りのアートピースや、旅先で見つけた器たちが、このグリッドの中に収まることで、ひとつの風景として完成されます。キャビネットの内側に刻まれた「KARL ANDERSSON & SONER」の刻印は、長く使い継がれることを前提に作られた誇りの証。当店からお届けするこの一台は、単なる収納道具ではなく、あなたの暮らしを静かに構築し、共に歳月を重ねていく良きパートナーとなるはずです。
【メンテナンス:済】
古い塗装を除去後にサンディングを行い、オイル塗装にて仕上げました。
■生産国
スウェーデン
■デザイナー
Børge Mogensen
■メーカー
Karl Andersson & Söner
■サイズ 幅1350 x 奥行260 x高さ815(mm)
■サイズ詳細
〇オープンスペース内寸(共通):幅640x奥行256x高さ544(mm)
〇棚板:幅640x奥行250(mm)
※各棚板は32mmピッチ15段階高さ調整可能
■素材 オーク
■程度 実際に使用されていた商品の為、擦り傷・打痕等ございます。
■完成品
■メンテナンス:済(オイル塗装)